エッセイ6『家庭での体験 最高の教育』
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新聞掲載:2006/6/9 沖縄タイムス 【第6回目:最終回】
テーマ:家庭での体験最高の教育

これまでの五回はキャリア教育について私なりに感じたことやあるべき姿について書いてきましたが、今回は私自身の体験をもとにキャリア教育と絡めながらお話をしていきたいと思います。
私の夢(目標)が明確になったのは、大学生になってからのアルバイトがキッカケでした。家庭教師や塾の講師を務める中で、教育や親子関係に興味を持ち始めました。
将来、自分が目指す夢に向かって、今何をすべきなのかという強い気持ちから進路を決定し、四年生の時に上京することを決めました。上京してからも何年以内にこのくらいの仕事ができるようになりたい、こうなりたいという強い思いを持ち続け、その小さな目標が達成した三年前に沖縄に戻ってきたのです。
昨年度からキャリア教育事業に携わるようになり、私自身の職業観についてふり返ってみると、私が目標を明確に持てたことも、その目標に向かって行動できたことも、すべて幼い時の体験や家庭環境にあったのではないかと感じています。
私の両親は私が幼い頃からたくさんの体験をさせてくれました。キャンプや釣り、卓球やサイクリングなど、数え上げたら切りがないほどの感動と経験の場を与えてくれました。 そんな中から自分の好きなこと、得意なこと、苦手なことを知り、そして自分で自分の進む道を決めていく判断力を身につけることができたと思っています。
これまで何度もキャリア教育には体験が重要であるというお話をしてきましたが、多くの体験を通してその人自身の価値観が養われていくのではないかと考えています。
「キャリア教育」の狙いの根本は、その人自身が幸せに生きるための価値観や判断力を身に付けることなのではないでしょうか。
今、キャリア教育は学校で取り組むべき重要な課題となり、さまざまな体験活動が取り入れられています。しかし、それと同時に、家庭でさまざまな体験の場を提供するように心掛けてみてください。そうすることで、学校で行う以上の、「キャリア教育」という言葉にとらわれない最高のサポートができる、と私は信じています。
(オーシャン・トゥエンティワン主任研究員)

第1回目:ビジネスの流れ体験で成果
第2回目:子どものチカラ引き出す源
第3回目:時代に合わせた教育を  
第4回目:「育てる活動」の充実  
第5回目:成長させる視点が重要  
第6回目:家庭での体験最高の教育 

お知らせ
2007/5/14 社員ブログ「YUKIRINAのキャリア教育」を配信開始しました
全国で導入されつつある「キャリア教育」。 経済産業省の委託を受け、『教育から日本を元気にしよう!!』と沖縄中を走り回る-YUKIRINA-が、キャリア教育コーディネーターの日々をお伝えします。。 その名も、沖縄発!!地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト。

さらに詳しく

キャリア教育のHP (2006/6/12 update)
 経済産業省委託事業「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」の公式HPです。
 キャリア教育プロジェクト→ http://www.career-edu.jp