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首里中生が作品展―――『シーサーに願い込め』
キャリア教育の一環で、那覇市にあるMITSUOシーサー美術館で職場体験をしている首里中学校の1年生と同美術館などが共同企画した「俺たちシーサーマン展」が27、28の両日、同美術館で開かれた。
1年生38人はキャリア教育事業で、県内7社の社長から企画などの「ミッション(使命)」を受け、商品開発、販売促進など企業での一連の業務を体験している。シーサー美術館はその1社で、シーサー作家の宮城光男館長が作るキャラクター「シーサーマン」の友達キャラクターを作るのが使命。38人が美術でデザインやしっくいの扱い方、商品ディスプレーなどを約2ヶ月学んだ。
生徒の作品はしっくいを使う伝統的手法を取り入れながら新たなデザインを施している。宮城さんの「沖縄の問題点を見つけ、それを楽しく伝えてみよう」とのアドバイスで、縁を守る「レインボーシーサー」、リュウキュウマツを松くい虫から守る「シーサー松」といった、沖縄の海や森など環境を守るキャラクターを生み出し展示した。
展示会当日は、生徒たちが広報活動として自作のチラシを街頭で配布。生徒たちは社長を筆頭に総務や企画など会社組織のように班をつくった。企画部長の普久原実咲さんはエイのキャラクター「エイちゃん」を作った。「シーサーマンがサーフィンをするので、沖縄の海にいるものを取り上げた。それぞれ個性を表現できて面白かった」と述べた。 |
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