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『学外の出会いが刺激に』教員50人、先進事例学ぶ
子どもたちの職業意識をはぐくむ「初めてでもすぐ取り組めるキャリア教育研修」(主催・有限会社オーシャン・トゥエンティワン)が七日から三日間、那覇市の沖縄産業支援センターで開かれ、小中学校の教員ら約五十人が参加した。県外の試みの紹介やパネルディスカッションが行われた。
同研修会は、経済産業省が進める「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」の一環。初日は、東京都品川区立立会小学校の星野豊校長の講演があった。同小は「店番体験」やプロの音楽家との交流、トレーディングゲームなどを毎年実施している。
星野校長は学外の人々との出会いが刺激となり、教室での勉強が実際に社会生活に生かされていると説明。学習後に児童同士で感想を報告し合うことの重要性を強調した。「保護者は学力が低下すると、取り組みを評価しない。うまく勉強と連動させれば学力も上がる。最終的には先生方の意欲だ」と話した。
また「社会が求めている人材」と題し、企業の社長や教員らがパネリストとして、意欲を交わした。最終日には、参加者同士で仮想の会社をつくり、取引するゲームを行い、効果を体験した。 |
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