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『キャリア教育学ぶ』 小中校教員 ビジネスゲーム体験
小中学校の教員を対象にした「キャリア教育研修会」が九日、那覇市小禄の産業支援センターで開かれた。県内の小中学校から12人が3人1組の4班に分かれてビジネスゲームを体験。会社同士の取引などキャリア教育実践の視点を学んだ。
研修会は経済産業省の委託を受けキャリア教育授業を実施、研究している「オーシャン21」(沖縄産業支援センター内)が七日から九日まで開催。九日は「CCL教育研究所」の仲谷康氏を講師に、ビジネスゲームを活用したキャリア教育の実践法を学んだ。
ゲームは紙やはさみ、定規、のりなど与えられた材料で高さや長さ、幅が規格通りの紙飛行機を作成して販売。材料やお金など異なる条件ごとに大企業1社、中企業1社、小企業2社の計四社に分かれた。足りない材料うあ道具を売買しながら利益を競った。
規格を計測して合格した上でテスト飛行で3回中、2回を目標地点まで飛ばせなければ販売できないなど条件があり、教員らは、飛行の成功、失敗に一喜一憂する場面も見られた。講師の仲谷氏は「社内で話し合いながらタイミングよく次の行動を判断することが大切。授業で実践する時も積極的に挑戦する子どもをほめてほしい」と解説した。
手持ちのお金を1000万ドルから終了時には1800万ドルに増やした中企業「ひまわりカンパニー」で社長役を務めた沖縄市安慶名小学校の眞喜志輝美教諭は「最初はどう動けばいいのか分からなかったが、しだいに駆け引きなどが分かってきた。小学生なら1年生には難しいと思うが、高学年の児童に実施させてみたい」と話した。 |
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