【記事参照】
タイトル:職場体験 取り組み 拡大
フリーターやニートといった若年層の無業者の拡大が社会問題化する中、子どもたちの発達段階に合わせた勤労観や職業観、将来観の育成を目指す「キャリア教育」が注目を集めている。2005年度からは、全日制の全県立高校でインターンシップがスタート。小学校では、両親の働く姿に触れる職場見学や働くことについて考えるワークショップの実施。中学校でも本年度、実施率が100%に達し、5日間の職場体験を行政と学校、企業が一体となって行う地域もあるなど、新たな取り組みが始まっている。(屋良朝輝)
06年度から総合学習へのキャリア教育導入を目指す銘苅小学校(上地幸市校長)で行われた6年生のビジネスゲームの研究授業。児童たちが各グループに分かれて大きさにより買い取り価格の違う紙飛行機を作っていく。「紙を無駄にしないように、切り張りして作ろう」「紙二枚を安く売って」。アイデアを凝らしたり、真剣な表情で交渉するグループもいるなど、性能がよく利益を上げられる製品を考えていった。指導したオーシャン・トゥエンティワンの上原由香さんは「仕事をするために必要な、考える力やチームワーク、行動力などを学ぶきっかけになる」と授業の効果を話した。 |
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