《記載内容》
『いらっしゃませ/安くなってますよ』 城西小5年生が手作り紅型販売
「いらっしゃいませ」「安くなってますよ」ー。那覇市城西小学校(仲地末子校長)の五年生128人が二日、自分たちで製作した紅型作品の"販売"に挑戦した。グループごとに教室内に「店」を構え、模擬紙幣を携えた保護者たちに品揃えなどをアピール。くじ引きやタイムサービスで値引きするなど、売り方にも工夫していた。
販売体験は、同校が九月から取り組んでいる経済産業省委託「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」のカリキュラムの一環。子どもたちはこれまでの授業で、ニーズ調査を行い、その結果を基に作品制作。価格設定やチラシ作製、店のレイアウトなども仲間同士で相談しながら手掛けた。「紅型城西屋」「琉球屋」「紅型特売店」など各店舗とも大にぎわい。メガホンを手に呼び込みをしたり、クーポン付きのチラシを配ったり、客にマッサージのサービスを施すなどアイデア勝負となった。
レジや呼び込みを担当した津波航君は「苦労もしたけど全部売れてうれしかった」。仲村さんは「売れた時はめっちゃうれしかった。自分の自信にもなった。今までは買う立場だったけど、売る側の立場も知ることができた」と感想を語った。 |
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