『児童が販売体験』 城西小・壺屋小 実習通し職業観養う
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新聞掲載:2005/12/6 琉球新報朝刊


《記載内容》

『児童が販売体験』 城西小・壷屋小 実習通し職業観養う

 子どもたちの職業観の育成を目指す経済産業省の「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」の実践校となっている那覇市の城西小学校と壷屋小学校が一、二日の両日、商品販売の体験と実習をそれぞれ行った。同事業は、子どもたちに働くことの面白さや意義を知ってもらい、将来の仕事について考えてもらうことで、ニートやフリーター対策とすることなどを目的としている。
 城西小学校では二日、五年生128人が模擬紙幣を使い、商品販売を体験した。児童たちは"店"のある教室を飛び出して正門付近で客を呼び込むためのチラシを配るなど、売り込み合戦に熱心だった。買い物客役には保護者が協力し、商品の紅型は飛ぶように売れていた。
 商品が完売した「おきなわ屋」の武田桃子さん(10)は「品物は千円から二千円の定価だったが、値引きもした。全部売れてうれしかった」と興奮気味に話し、外間由佳利さん(11)は「買ってくれた人にはマッサージのサービスもした。一万六千円の売り上げで、満足した」とうれしそうに話した。
壷屋小学校の五年生42人は一日、国映館跡地で販売実習に挑戦した。売り子としてのマナーを研修で学び、本番に臨んだ児童たちは、大きな声で客を呼び込み、商品開発のためのニーズ調査うぃ行うなどし、使いやすさを工夫を凝らして製作した壷屋焼きを販売した。児童たちは、二時間ほどで一万七千八百六十円を売り上げた。売上金は恵まれない人たちへの寄付金として福祉団体に贈ることを予定している。
 運営に当たるオーシャン・トゥエンティワンの上原由香さん(27)は「子どもたちに商売の楽しさや、難しさを感じてくれているようだ。これらは職業観につながるもの。事業が良い方向にいっていると感じている」と話していた。


お知らせ
2007/5/14 社員ブログ「YUKIRINAのキャリア教育」を配信開始しました
全国で導入されつつある「キャリア教育」。 経済産業省の委託を受け、『教育から日本を元気にしよう!!』と沖縄中を走り回る-YUKIRINA-が、キャリア教育コーディネーターの日々をお伝えします。。 その名も、沖縄発!!地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト。

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キャリア教育のHP (2006/6/12 update)
 経済産業省委託事業「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」の公式HPです。
 キャリア教育プロジェクト→ http://www.career-edu.jp