【沖縄観光等産業間連携推進事業】
 沖縄県内リゾートホテル・オリジナルブランド開発を通し、先進的な
 マーケティングシステムの構築を行う。
トップ 事業内容 沖縄観光等産業間連携推進事業







 本県が平成15年度に実施した「美ら島ブランド創出推進事業」の中で、観光客数は増加傾向にあるが個人消費額および土産費は低下しているなどの市場の現状や、競争力のあるオリジナルブランド構築に向けた方向性が報告されています。
 県内の観光事業者と特産品製造事業者等の連携による先進的なマーケティングシステムの構築(新たな特産品開発、ブランド開発および販路開拓の仕組みづくり)をモデル事業として実施することにより、産業間の連携を強化し、観光産業の振興および製造事業者など関連産業への生産・雇用等の波及効果の拡大に資することを目的とし、本事業を実施しました。

  結風開発商品発掘活動(参考提案準備)
   従来の商品開発のワク(既成概念)にとらわれず、広く県内外の成功(失敗)事例を参考に
   結風ブランドの商品開発で基礎となる情報を作成しました。
   県内外先進事例の情報収集(幅広い情報の確保を目指す)
   主要になると考えられるリゾートホテルに対してヒアリングを実施
   収集情報を商品開発で活用できるように整理、分析(参考案作成)

  結風ブランド商品の開発
   ホテル・テナントで構成する「特産品開発研究会」で結風ブランドのアイテムを企画しました。
   その基にメーカー選定コンペ(必要に応じて個別交渉)を開催しました。
   ホテル・テナントで構成される「特産品開発研究会」を設置し、結風ブランドのアイテムを企画
   ホテル・テナントを対象にした商品開発力向上セミナー(専門家との意見交換)を開催
   研究会からの企画を基にメーカー選定コンペを開催(個別交渉)

  販売に向けた体制の構築
   開発した商品を基に販売先ホテルを拡充しました。また、ホテル・テナント、メーカー、
   流通業者の間で販売に向けた体制の構築を図った。
   販売先ホテルの募集・拡充
   ホテルに対する個別サポート(売場のコンサルティング)を実施
   製造・物流体制の構築

  開発した商品のモニター調査および事業関係者へのフォローアップ
   販売を行いつつ、購入者のデータを収集・蓄積・分析します。その情報を基に事業関係者への
   フォローアップを行い、ホテル・テナントからの商品発案の促進を図りました。
   販売実施・販売促進支援
   販売データの収集・蓄積・分析
   事業関係者のフォローアップ

  次年度以降の運営体制構築とフィードバックセミナー開催
   県内の観光事業者と特産品製造業者等の連携により構築されたマーケティングシステムを継続
   して活用する為、事業推進委員会を設置し運営体制の構築を図りました。
   また、本事業の認知・浸透を図る為、フィードバックセミナーを開催しました。
   フィードバックセミナーの開催
   事業推進委員会の設置(展開検討)
   運営体制の構築

『 沖縄観光等産業間連携推進事業の事業概要 』
事業概要 テーマ 実施内容



商品
開発
結風開発商品
発掘活動
従来の商品開発の枠(既成概念)にとらわれず、広く県内外の成功(失敗)事例を参考に結風ブランドの商品開発で基礎となる情報を作成する。 ・県内外先進事例調査
・ヒアリング
・情報整理・分析(参考案作成)

結風ブランド
商品の開発
ホテル・テナントで構成する「特産品開発研究会」で結風ブランドのアイテムを企画する。その企画を基にメーカー選定コンペを開催する。 ・特産品開発研究会
・商品開発力向上セミナー
・メーカー選定コンペ

販売 販売に向けた
体制の構築
開発した商品を基に販売先ホテルを募集する。また、ホテル・テナント、メーカー、流通業者の間で販売に向けた体制の構築を図る。 ・販売先ホテル募集・拡充
・個別サポート
・製造・物流体制の構築

モニター調査及び
事業関係者への
フォローアップ
販売を行いつつ、購入者のデータを収集・蓄積・分析する。その情報を基に事業関係者のフォローアップを行い、ホテル・テナントからの商品提案を促進する。 ・販売実施・販売促進支援
・販売データの収集・蓄積・分析
・事業関係者へのフォローアップ

展開
検討
次年度以降の運営体制構築とフィードバックセミナー開催 本事業を通して構築されたマーケティングシステムを継続して活用する為、事業推進委員会を設置し運営体制を構築する。また、本事業の認知・浸透を図る為、フィードバックセミナーを開催する。 ・事業推進委員会の設置
・運営体制の構築
・フィードバックセミナー開催


【 当事業実施スケジュール 】



写真:研究会風景

写真:事業推進会風景

写真:フィードバックセミナー風景


商品開発とブランド構築が及ぼす地域社会の活性化
 沖縄県では、ここ数年入域観光客一人当たりの県内消費額が横ばい傾向で推移しています。しかし、何らかの取り組みをしない限り、入域観光客数が増加傾向にあっても消費額の増加は望めないでしょう。
 そこで、新しい取り組みのきっかけとなるべく事業として、本事業の実施を推進し観光業と製造業の連携によるマーケティングシステムの構築および付加価値の高い観光土産品の開発販売を行ってきました。商品価値やブランド力の向上を目指す試みが重要ではありますが、(安心安全で高品質の商品であることが前提) 単なる「モノ」だけではなく、「心の満足」、「感動体験」をふまえた視点を持って、商品開発・販売といった行動をすることが大切です。また、一企業では実施が困難な商品開発を、「共有PB」あるいは「ゾーン(地域)PB」的な発想において共同で行い、コスト負担等リスクの軽減により、商品開発のスピードを上げることも可能です。
 そのためには、今後も本事業同様の取り組みを継続できるような態勢を整え、商品開発やブランド構築の活動を持続させていくことが必要です。事業化においては、その組織を牽引する企業、運営コストなど課題は多くが、それらを一つ一つ解決し、活動することが産業を活性化する基礎となります。
結風マネジメントセンター設立構想
 計9回にわたり実施された「事業推進委員会」での議論から、沖縄県内観光客向け小売業の現状と課題が見えてきました。ホテル内小売店に主軸を置きながら、本項ではその現状と課題を踏まえ「結風マネジメントセンター(仮称)」の設立を検討します。



  新聞掲載記事
2005/12/2 琉球新報 朝刊
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2005/12/2 沖縄タイムス 朝刊
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2005/12/2 八重山毎日新聞 朝刊
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2005/12/2 日経新聞 朝刊
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2005/12/22 東京スポーツ新聞 朝刊
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  インターネット掲載記事
2006/12/1〜 URUMAX
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2006/1/25〜3/31 結風公式ページ
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  キャリア教育のHP (2006/6/12 update)
  経済産業省委託事業「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」の公式HPです。
  キャリア教育プロジェクト→ http://www.career-edu.jp